海賊版静止画DL規制拡大騒動を振り返ってみる、そして再び
久しぶりに著作権関連の話題です
海賊版サイトの件はやっと解決といった動きが出たな
そうですね
時間がかかりましたが運営者が逮捕されたようですね
他にもなんやかんやあったのでまずは前回からの動きを追っておこうか
クソ長くなると思うので覚悟しておいてくれ
なるべく短くなるようにしましょう
前回は2018年末頃の話題でした
流れとしてはサイトブロッキングは結論が出ずに終了
今度は静止画の著作権問題として文化庁の審議会でダウンロード規制が話し合われる、といった経緯だな
戦場が総務省から文化庁に移った感じか
そのような流れで良いと思います
音楽や動画以外に静止画も対象範囲に入れよう、という方針を打ち出していきました
最初から著作権の問題なのだからサイトブロッキングなんかやろうとせずにそっちで話をまとめればよかったのにな
過去に静止画も規制対象にしようという議論はあったのですが対象範囲に入らなかったので別の角度からということでサイトブロッキングにつながっていったのかもしれません
で、今回再トライというところか
過去に議論もしていたのなら今回はちゃんとした案がでてきたのか?
残念ながらその規制対象拡大案が炎上してしまうという
案では静止画だけでなく小説や雑誌、イラストや写真、論文やプログラムのソースコードなど全データが対象か
その中でも特に炎上してしまったのがスクショも違法ダウンロードという点です
漫画家やイラストレータさんたちはネットの画像の構図や色彩などの研究や単に保存しておきたいこともあるしな
一応違法な海賊版コンテンツが対象らしいがそれらが海賊版なのかどうか判別はできないからな
これは吉本芸人の闇営業相手が反社会的勢力かどうかどうやったらわかるねん問題にも通じるな
同じかどうかわかりませんが判別はできないですよね
それをやっていたらどこまで遡ればいいのかわかりません
そうするともう違法性が付き纏う限り、実質的にスクショできないということか
スクショなんて特に一般的な機能なので誰でも使えてしまえますからね
誰もが知らないうちに違法行為をしていたなんてことになりかねません
スクショ機能を提供しているOSやPCベンダーやスマホ開発会社は著作権侵害幇助だな
他にも対象範囲が広すぎるので二次創作物やコスプレといったものにも影響があるのか?などグレーな部分がありすぎるということも問題となっているようです
そして一番の問題は海賊版サイトの防止になっていないという点
アクセスしてサイトを見るだけならダウンロードではないので違法ではないという本末転倒な案
目的が相変わらず別のところにあるとしか思えない内容だな
中身が海賊版サイトに影響なく自分たちの活動にも悪影響が大きいということで被害者でもある漫画家の方たちや出版社、関連団体などからかなりの反発が出ました
被害者側が誰も賛成していないという
海賊版問題が解決せずに規制だけが強化されますからね
これじゃあクリエイターは不安よな、安倍動きます
いや松本人志さんではないですから
なんか仲がいいんだろ
そこから公共事業に食い込んで首相案件にしていっているとかいないとか
芸能人と会食しているのはそれが目的ではないと思いますが
まあそれはさておき
サイトブロッキングに続き違法ダウンロード対策でも失敗か
内容が内容だけにそうなるのは仕方がないがな
クリエイターの方々や日本のコンテンツを守るという点では逆にダメージが大きいですね
こんなグダグダな議論をしている間に欧米ではどんどん話が進んでいっているみたいだしな
狙いはGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)規制ですね
これはプラットフォーマーには辛い決定ですね
無数にあるコンテンツを全部チェックして著作権侵害しているかどうか、保護期間を過ぎているかどうか等チェックができるとは思えないな
何かに付けてプラットフォーマーに罰金かけて弱めるのが狙いなのだろうな
今後もプラットフォーマーはターゲットになっていきそうです
嗚呼、ちゃんとした案を出せば応援できるのだがまともな議論をできる奴はいないのか
そんなところにこの分野に詳しい山田太郎氏が政界復帰という朗報がありました
これは久々のグッドニュースだな
自民党というのが気になるが
まともな議論が期待できそうです
そしてもう一つのグッドニュースはこれだな
漫画村運営者がついに逮捕ですか
長かったですね
身元の特定が困難だからサイトブロッキングしかない、という根拠がこれで完全に崩れたな
というか2018年春頃に既に一回事情聴取しているじゃあないか
最初から運営者はわかっていたじゃあないか
その後国外逃亡を許してしまっているな
これを知っていて「運営者は特定できないからサイトブロッキングしかない」って主張していたのではないのか?
その議論が白熱していた2018年8月頃には全く出てこなかった情報だぞ
刑法37条の緊急避難とかまったく成立せんな
確かに辻褄が合わないですね
政府が突然に海賊版サイトの遮断の緊急措置を打ち出したのは2018年4月
事情聴取は春頃と具体的な日時が書いてないがほぼ同時期だな
警察は運営者を特定していたが、そうすると政府の緊急措置の根拠である刑法37条の緊急避難が成立しないので運営者の件は隠していた、という忖度があったのではないか
寧ろわざと海外逃亡させたのではないか、という疑惑が湧き上がってくるな
また例のスイッチが入ったのか
そしてこの「事情聴取は昨年春頃」のネット記事がどんどん見えなくなっているという
かろうじてサンスポにまだ記事が残っていたのでリンクをしておくが一ヶ月前のの記事がなくなるのはおかしい
やつらも矛盾に気づいて手を回したのか
そして海外逃亡させたとなると外務省あたりも隠蔽に協力していたのか
逃亡先や潜伏先をある程度把握していたのではないのか
今度は外務省まで疑い出したのか
これほどの規模となると省庁間をまとめる役が必要になるな
やはり経産省が主導か
個人の妄想的推測です
そして海賊版サイト対策タスクフォースに息のかかった委員を送り込み
サイトブロッキング成立を目論んだが思いがけない抵抗により失敗
ほとぼりが冷めたので逮捕、というのが真相か
あくまで個人の妄想的推測です
再度一連の検証が必要だな
海賊版サイト対策タスクフォースでは、はっきりした結論は出なかったので繰り返しにならないためにも検証してもよいかもしれませんね
残りは著作権関連のニュースを見ていきましょう
新手の商売だな
アンチウイルスソフトウェアと同じように需要があるということだな
出版社と検証して一定の効果が期待できるようですね
潜入調査とか諜報活動しとるな
JASRACの行動力の源泉はなんなのだろうか
ここまでくるとちょっとドン引きしますね
サイトブロッキングは賛成でもこういうのは反対するから民意も不思議
今度はクリエイター側が著作権を軽視するような真似を
新人作家さんということで編集者に従うしかなかったと
なんか日大アメフト部の危険タックル問題を思い出した
吉本興業も体質的に似ているな
漫画は二次創作とかありますからこれぐらいいいか、となったのかもしれませんね
プロ意識の問題なのだろうか
個人的には少女漫画の絵柄って全部同じにしか見えないのだが
それを言ったらお終いです
海賊版サイト閉鎖で約3000億円という被害額が回復されているはずだが
2018年の電子出版全体半期分で1125億円
2019年の電子出版全体半期分で1372億円
247億円しか増えてないやないか
あと半年で2753億円稼ぐとでも言うのか
まあ、盛り過ぎですよね、被害額
海賊版サイトの遮断の緊急措置の根拠の一つでもあるからな
これは再度検証が必要だな
海賊版サイト対策タスクフォースの再開だな
「アクセスを強制遮断する閲覧防止措置(ブロッキング)の法制化をめぐり、出席者から早期の議論再開を求める意見が出た」とありますが
議事録はまだ出ていないがようだが委員リストを見るとだいたい想像がつくな
川上氏だろう
メンバーに吉本興業の大﨑会長もいますね
著作権に関係ないところでなにやらまた盛り上がる予感
今年の夏も熱くなりそうだな
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