海賊版サイト遮断で検討会 法整備めぐり秋にも結論

2018-06-24

 
久々に海賊版サイトブロッキングの話題です
新たな海賊版対策に関する検討会議が始まりました

ブロッキングの法制化めぐり火花、海賊版サイト対策の検討始まる
「海賊版サイト対策」検討会はじまる…各分野勢ぞろい、ブロッキングめぐり議論

 
「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」の第1回会合って
緊急避難と称してブロッキングを促す発表をした今ままでの議論はリセットになったのか?

 
いえ、今までの議論を踏まえた第1回会合のようです

 
ISPや法学者、情報法に詳しい弁護士など主要なステークホルダーも参加って、今になってやっとか
緊急避難が必要な状況と言っているのに呑気だな

 
名指ししていた海賊版3サイトが潰れたのと
ブロッキングに反発がありましたから再度議論が必要、という判断なのでしょう

 
前回までは恣意的にメンバーを選んでたのだろう
だから反発が起きるのだ

 

一旦今までの流れを整理しておきましょうか

  • 海賊版サイトによる著作権被害が甚大、として緊急避難としてのブロッキングを促すという政府発表がありました。
  • しかし、ブロッキングは憲法違反でありISP側が実際に実施して、その結果として敗訴しても政府がなにかしてくれる訳ではありませんでした。政府お得意の自己責任
  • ブロッキング実施を促すという「緊急避難」に至った判断もその発動条件である「コンテンツフォルダー側が本当に対策を尽くしたのか?」が議論となりました。
  • またブロッキング以前に海賊版サイトの収入源である広告出稿を止めるというそもそものモチベーションを潰すという観点の議論も盛り上がりました。

 
まずブロッキングのような「緊急避難」が必要か?というところだが
正確な被害額が未だに不明なので議論できない
そして被害を食い止めるために
コンテンツフォルダー側がどういう対処をしてきたかが明らかになってきた

「漫画村、刑事告訴している」 講談社が明らかに これまで採った対策は
「海賊版サイトの出版社の対応、誤情報が流布している」集英社が声明 「10年にわたり対策してきた」
海賊版サイト対策へ本当に手を尽くしていたのか、権利者団体に聞く

 
ほとんど削除依頼だけですね

 
削除依頼やDMCAテイクダウン要請という
あまり効かない対策を頑張っているだけだな
刑事告訴が殆ど無いからどこまで真剣なのかわからないな

 
著作権って自分たちの食い扶持なのにどうしてちゃんと守ろうとしないのでしょうか?

 
恐らくウォークマンと同じ流れだな
紙媒体で食ってきたから電子化が遅れているし
紙媒体の売上が減るかもという懸念で少なからず抵抗があったんだろう
でも気づいたら時代は紙よりスマホで読むのが当たり前の状況になってきたから
対策が追いついてないんだろうな
各社の足並みも揃ってないし

 
電子化時代のノウハウはないのに対策を尽くした、でもだめだったからブロッキングお願いいたします、と

 
出版不況でそれに対する予算を割けないから税金やお上の方で対策お願いします
ってことかもしれないな

 
刑事告訴になると警察が動くことになると思いますので
結局税金や公務員の負担が増えるんでしょうけどね

 
で「緊急避難」の流れになってくるわけだ